「正常です。」

目の前にいる医者が困った顔で笑っていった。
お言葉ですがお医者様?

 っ て る よ そ ん な の 。
こ こ に  た  か ら さ

 

だってふと我に返って、何してるんだ自分はって思ったからね。
しかも病院の待合室でさ。

とりあえず、今いる場所は警察署です。
なんでかって?
一言で喋るからよぉく聴け。

私が『不審者だから』です。(ホントに一言だったな)

「お名前は?」
「有った様な無い様な。」

「お年は?」
「見た目は中学生。」

「家は分かるかな?」
「分かってたら帰ってる。」

それもそうだ。
と警察官が突っ込む声と、目の前の良い年こいた爺さんが青筋浮かべたのが見えた。
頼むからこっちのことに集中してくれない?おじいさん。

「困ったなぁ。」
「参ったね。」

「いや君のことだからね。」
「実感ないからどうもこうも。」

多分今なら夢だよね、そうだよね、なんて現実逃避しても許されると思うんだよね。
許さない?
なら私が許す。

現実逃避するからまずお金下さい刑事さん。
適当に食って野宿するからさ。

 

 

 

顔面蒼白、喪失届けでヘルプミー

(09.06.28)

= = 義 務 作 業 = =
(乱雑な言の葉に込められた想いの形)
(黒いインクが撒かれた白紙の紙上)
(助けてと声を荒げた私はただ裏切られることを知っていた)