未だに名前のでてない私ですが、とりあえず只今買い物中です。
「とりあえず身形の物から揃えましょうか。」
「ご迷惑おかけしまーす。」
そんなこんなで大家さんである刑事さんの奥さん
(ちなみに名前は日向薫さん。)はまるで自分の子供のように私を世話してくれる。
縁が出来たからって言えばそれまでだけどね。
「花ちゃん、花ちゃん、あれ可愛いわよ。」
「えー、あー、そーっすねぇ。」
「・・・ほんと花ちゃんて女の子らしくないねぇ。」
「そーですかー?」
ちなみに、「花ちゃん」つーのが私の今の呼び名です。
なんでも花子の花から取ったらしいけど、
・・・まぁ、いいか。
あ り き た り な 名 前 じ ゃ な か っ た と
思 い た い 現 実 逃 避 中
なんで。
「花ちゃん、花ちゃん、あれ何かしらね。」
「あれ?」
薫さんに指差されたほうに視線を向けるとあら不思議。
また記憶が飛んだのかデパートにいたはずの私はいつの間にやら並木道vビックリだ。
その奥に見える。
緑の芝生に動き回る人影と盛り上がってる声援が木霊する。
「見に行きましょう!!」
「え、早く帰りましょうよ!!」
「いーのよ!!さぁ、行くわよ花ちゃん。」
いやよくねーだろ。
刑事さん(本名を日向幸次さん)が家で待ってるでしょ!!
って、結局見てるしさ〜。
いいけどね。
「中学生くらいかしらねー、花ちゃん。」
「あー、サッカーですね。大会かなんかなのか。」
帰れば良かった。
そんな悔いが残るなんて思いもしなかった。
ああだから、後悔したんだ。
私。
帰ればよかったのに
「」
「えっ、」
私の意識は消え去った。
さ よ う な ら
深層世界のダークブルースカイ
= = 深 層 心 理 = =
(自分を押しつぶす真っ青な暗い空海)
(手を伸ばしても私は真っ逆様に落ちていく)
(其処の見えない夢のような悪夢にただ 堕ちて行く)