「花ちゃん」
「・・・・・・・・・・・・近い・・・」
また夢を見ていた。
また記憶が飛んでるよ、おい。
どーするかなこの頭。
なんて考えてたら思いっきり説教されたよ薫さんに。
あー、すいませんでした。
「良かった!!いきなり崩れ落ちたから吃驚したのよ!!」
「・・・だから近いってば薫さん。」
眼と鼻の先っていうか、
顔と顔の距離が5センチ以下ってどうなんですか?
つーかここどこですか?
部屋じゃないよな。
こんな家具ないし。
つーか家具買いに買い物行ってたんだからさ。
「大丈夫ですか?」
「ありがとうね、花ちゃん、大丈夫そうだわ。」
「?」
考えに耽っていた私の上で
薫さんと知らない声が会話しているのが聞こえた。
ちょっと気になって顔を上げると、
そこには知らない少年・・・・・・達。
・・・多いよちょっと!!!
だからここ何処!!!
「薫さん?」
「なぁに花ちゃん?」
だから
私 の 名 前 は
そ ん な 平 凡 な 名 前 じ ゃ な い こ と は
覚 え て る ん だ
ってば!!!
って、聞こえてないか。
真っ白な安全地帯に逃げ込んだ
= = 秘 密 基 地 = =
(人知れずに造った居場所)
(日記の端っこの落書きを思い出す)
(たった一人の住人はこの私)