「どう言うことですかねぇ?」
「どう言うことでしょうね?」
「ふざけてます?」
「いんや、全然?」

一体、全体、

どこをどうして、

どうなって、

どんな過去を歩いてきたら、

敵であるはずの『ALLEN』と

こうして飯なんて食ってるんですか?

 

 

 

 

 

 

「まさか」
「まさか」


「ALLENと」
「LAVIと」


「「同じ学校だとは思ってもみませんでした。」」

俺は、神様とやらを怒らせただろうか?
どうして、ALLENが俺と同じ学校にいる?
向こうからすれば、俺がALLENと同じ学校にいるんだろうけど、
って、そう言う事でなくて!!!!

 

 

「ここでは『アレン』なんさね?」
「そっちこそ、『ラビ』じゃないですか。」

「「はぁ・・・」」
ほぼ同時に溜息。

 

 

「アレン、何年?」
「・・・1年。」
「入ったばっかか。」
「ラビは?」
「3年。」
「・・・・・・・・・」


「「はぁ・・・」」

 

 

 

 

「同じ街で、同じターゲット。オマケに同じ学校の後輩と先輩。これって、誰かの陰謀でなかったら、なんて言うんです?」
「う〜ん・・・、『偶然』『奇跡』『運命』に・・・あとは〜」
「うわぁ、嘘くさいナァ!!!特に最後の3つ。」
「いや、まだ3つしか言ってないからね。」
「・・・・・・」
「んで最後のは『神のみぞ知る』」
「それこそ一番胡散臭い。」
「同じ。」

 

「「はぁ。」」

 

ホント、何ソレって、感じさ。
「アレン君。ラビ。」
「リナリー。」
「リナ嬢。」
「リナ嬢?」
「俺が良く行く医者の妹だから。」
「まるで説明になってないわ、ラビ。」
「なら、女王様だから。」
「蹴り殺すわよ。」

なんとも、見た目だけ可愛らしい彼女は、先程アレンの隣を歩いていた、何を隠そう俺の仲間だ。
まぁ、殺し屋の。ではなく、私生活での友達と言ったところだろう。


「ラビとアレン君が知り合いだって、初めて知ったわ?」
「俺も、リナ嬢がアレンと仲良いとは思わなかったさ。」
中身そっくりだけど。そんなことを思っていたら、蹴られかけた。地獄耳め。


「どうゆう知り合い?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「?」
「「たまたま良く行くところで顔合わせることが多くて。」」
良く行くところ=殺人現場
なのは内緒だ。

 

 

 

俺は、ストローの刺さったパックジュースの中身を喉に通していく。
「ラビもアレン君も、結構怪我して家に来るけど、危ない事じゃないでしょうね。」
「え、アレンもコムイの世話になってんの?」
「って、ラビもですか?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「「世間て狭い」」
「貴方達の行動パターンが同じだけのような気がするけど・・・。」


その通りでございます。女王様。
なんて思ってたら、今度はマジ蹴りされた。
「いってぇぇぇぇええええ!!!!!」
「悪かったわね、地獄耳で!!!!」
「言ってない!!!!」
「そんな感じがしたのよ。」
「仲良いですね。」

 

 

 

 

 

「クソラビ。」
「何さ、ユウちゃん。」
「殺すぞ?」
「ユウには無理だって。」

視線を横にずらせば、そこには悪友の姿。
次から次と、今日は神様に嫌われる日か?


「担任が呼んでやがったぞ?」
「えー、俺今アレンと話すのが忙しいさ。」
「こんなもやしと何話てやがんだ。」
「もやし!!!???」
「・・・・・・ユウ、殺されますヨ〜。」

 

 

「俺の同業者。」
「・・・マジかよ。」

小声で、そう答えてやれば、この学校で俺の素性を知る唯一だった悪友は、
面倒臭そうに、その整った顔の眉間に深い深い皺を刻ませていた。
「・・・お前、誰かに祟られてるんじゃねぇ?」
「そんなの数えきれないさぁ・・・。」

 

 

遠くで、アレンとリナリーが分けも分からず笑っていた。

 

END (08.07.22)